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● 中国に留学するならば日本人が少ない大学の方が良いですか?
実は単純にそうとは言い切れません。日本人留学生が多いと日本人同士で日本語の会話中心になってしまう。それで、日本人が少ない大学に行ったり、他の日本人とあまり交流しないようにする。そして、常に他国の留学生と行動する。失敗する留学の典型例です。
他国の留学生と中国語で会話しても極端な能力アップにはつながりません。間違った発音と間違った文法表現で会話をしても意味はないのです。このことを多くの留学生が見逃しています。中国人と会話をしない限り、留学の価値なんてないのです。
なぜ日本人留学生が少ない方が良いのか。それは交流する中国人学生を確保しやすいからです。日本人が300人いる大学よりも、1人だけの大学のほうが確保しやすいですよね。
ですから、日本人の少ない大学に行っても、同級生ばかりと付き合い、中国人学生と積極的に交流しないのならば、意味はまったくありません。
また、日本人留学生が少ない大学は、一般論として小規模で留学生教育の歴史が浅いところが多いです。ノウハウの蓄積が少ないというデメリットは認識しておく必要があります。 |